歴史

EMT930/927 ターンテーブルと同様にオーディオファイルを魅了してやまないEMTトーンアーム929と997は、数十年にわたり製造され続け、2018 年に生産が中止されるまで、何も変わることはありませんでした。 それ以来、EMTのチームは、先進的な技術を用いた新たなトーンアーム・シリーズの設計に取り組んできました。EMTは、この素晴らしい新たなトーンアームを世に送り出すことができることを大変嬉しく思います。

特徴

• EMT接続専用モデルとして「909」「912」が、それぞれ9インチ、12インチでラインナップ。
• ユニバーサル仕様「909X」は、他社製ヘッドシェルのコネクタに対応。
• 最新のベアリング技術とEMTの伝統的な設計が融合。スタティックバランス方式を採用。
• マグネット式アンチすけーティング機構とVTA調整用リングを搭載。
• トーンアームを構成する150個の部品はすべて無垢の素材からの削り出し。 可動部にはアルミ合金、ベース部分にはステンレスを使用。
• リアシャフト、ヘッドシェル接合部など機械的摩擦にさらされる箇所には特殊合金「ジャーマン・シルバー」を使用。

取付可能なカートリッジの種類

EMTプロフェッショナルトーンアーム「909」「912」はEMT Tondoseカートリッジと接続するように設計されています。
EMT Tondose（標準仕様）はSME規格の汎用コネクタと比べて、下記の違いがあります。

・EMTピン配列（ひし形配列）
・オーバーハング（ヘッドシェルの根本から針先までの長さ）が2cmほど短い


上記と整合性をとるため、「909」「912」はユニバーサルアームよりもアームパイプが長く、ピンもEMT配列となっております。
そのためSME規格のヘッドシェル・カートリッジを使用することはできません。
SME規格のヘッドシェル・カートリッジをご使用される際は、ユニバーサルタイプである「909X」をご使用ください。

仕様