マスタリング・コンソール
SPL「DMC」は、お使いのコンバーター、プレーヤー、DAW、レコーダー、スピーカーを制御するためのマスタリング・コンソールです。
処理を行う信号は「INPUT」に、比較・再生用の信号は「SOURCE」に接続します。それぞれに4系統のステレオ入力を用意しています。
入力チャンネルごとに、オン/オフ、位相反転、0.25dBステップのトリミングを行うことができます。
「Recording Gain」を調整するためのポテンショメータは、繊細な設定を可能にします。使用しない場合は、「Rec Gain On」のスイッチをオフにします。
フルレンジ、ミッドフィールド、ニアフィールドのように3ペアのスピーカーを制御可能です。これとは別に、サブウーファーまたはモノラルスピーカーを接続するための出力も用意されています。
Phonitorなどのヘッドホンアンプは「PHONITOR/HP OUT」に接続し、ヘッドホン使用時にスピーカーを自動的にオフにするかの設定をすることができます。同じような設定が「SUB」に接続したサブウーファーにも可能です。
インサートリターンは、0.25dBステップでトリミングしインサート処理後のレベル差を補正します。SPLのHermesマスタリング・ルーターを接続することで、最大8台のデバイスを制御することができます。
モニタリングセクションでは、各スピーカーチャンネルをソロのオン/オフ、位相反転を行います。
大型のポテンショメータはインジケータが点灯しているので、離れた場所からでも設定を確認できます。
ラウドネス補正(+/-10dB)を有効にすることができます。またINSERT、SOURCE、INPUTスイッチにリンクして、任意の段階でラウドネス補正を行うこともできます。
DMCは、サラウンド、イマーシブオーディオ・アプリケーション用にMC16と動作をリンクさせることができます。
マスタリングスタジオでは、ステレオおよびマルチチャンネルのモニタリングにL/Rスピーカーとサブウーファーを使用することがよくあります。DMCとMC16を組み合わせることで、これらのスピーカーを再接続する必要がなくなります。
「SPEAKER A」ボタンを2秒間押し続けると、L/RとSUBのレベル制御がMC16に移ります。再度ボタンを押すことでDMCに戻ります。
Analog inputs & output; XLR (balanced)
Internal Linear Power Supply with Shielded Toroidal Transformer
Mains Power Supply
Dimensions & Weight