Pro48はステージやホームレコーディングスタジオでの使用を想定したアクティブダイレクトボックスです。アクティブ・パッシブ両対応の楽器に優れた信号処理性能を発揮します。
Radial独自の内部スイッチング電源によりヘッドルームが大幅に向上し、歪みを抑えつつ20Hzから40kHzを超えるリニアな周波数特性を実現。ナチュラルで色付けのない信号を提供し、高価なDIボックスに匹敵またはそれ以上の音質を誇ります。バッテリー駆動のアクティブベースやアコースティックギターに最適で、オーバーロードに強く安定した性能を提供します。
Pro48はJ48の機能を絞ったモデルで、同じオーディオ信号経路を持ちながらローカットフィルター、180º位相反転、ステレオ→モノラルミックス機能が省かれています。一方、-15dBパッドとグラウンドリフトは搭載しています。ケースは小型でカラーリングやプリントも抑えられており、コストを削減してより手頃な価格を実現しています。
J48は主にコンサートのような大規模なパフォーマンス向けに設計されており、一般的なステージでは見られない便利な機能が備わっています。たとえば、ステレオ信号をモノラルにまとめる機能は、ツアー中に限られたスネークケーブルやミキサーのチャンネルを節約できるため非常に重宝します。また、この機能を使えば、コンピューターやデジタル再生機器、キーボードに対してバックアップ用のリダンダントシステムを組むことができ、ライブ中に万が一トラブルが起きても安心です。さらに、ハイパスフィルターをかけることで不要な低音域をカットし、より多くのヘッドルームが確保できます。加えて、J48はラックマウント対応なので、大型のキーボードセットをすっきりまとめられ、在庫管理の面でも非常に便利です。
はい、もちろんです。Pro48は高出力のキーボードに適しており、-15dBパッドと組み合わせて使えます。パッドを使わなければ、Rhodesピアノやビンテージシンセサイザーのような低出力機器にも対応します。
これはダイナミックマイクとコンデンサーマイクの比較に似ています。Pro48のようなアクティブDIは感度が高く、低出力機器に向いています。一方、パッシブDIのProDIは高出力機器に適しています。最終的には個人の好みや用途次第です。
Pro48は、ファンタム電源を変換してより広いヘッドルームを得るデジタルスイッチング電源を採用しています。Pro48に電力を供給するためにファンタム電源が必要なため、パッシブDIのようにXLR端子でグラウンドをリフトすることはありません。その代わり、電源ユニット内部でグラウンドをリフトしています。
いいえ。ファンタム電源はコンデンサーマイクやアクティブDI用で、ダイナミックマイクやパッシブDIには影響しません。例外はビンテージのリボンマイクで、通常PAシステムではほとんど使われません。
どちらもファンタム電源を使うアクティブDIですが、Pro48はオーディオグラウンドを完全にリフトできるため、ほとんどのグラウンドループ問題を解決します。SB-1も多くの場合対応しますが、限定的です。音質は似ていますが、Pro48のほうが若干高いゲインを歪みなく扱えます。
EANコード: 0676101036776