LX8
Jensenトランス搭載パッシブ ラインスプリッター(8ch)
製品紹介
Radial LX8は、8チャンネルのパッシブラインレベルスプリッターで、
複数のチャンネルを3系統同時に送出可能です。トランスアイソレーションにより、グラウンドループから生じるハムやバズを低減します。
8チャンネルそれぞれにJensen® JT-123-SLPCトランスフォーマーを搭載し、
+26dBを超える過渡信号も20Hzまで歪みなく処理。100%パッシブ回路構成で電源不要ながら高精度で位相シフトや歪みを最小化。
大規模なマルチチャンネルシステムでもノイズを大幅に抑え、プロフェッショナルな現場に最適です。
主な特長
- 8チャンネルバランスラインレベルスプリッター&アイソレーター
- +26dB信号まで歪み・ノイズなしで対応可能
- Jensen JT-123-SLPCトランスフォーマー搭載による卓越した音質
- グラウンドループによるバズ・ハムを除去
- 100%パッシブ設計で電源不要
技術仕様
- オーディオ回路タイプ:パッシブ トランスフォーマーベース ラインレベルスプリッター
- トランスフォーマー:Jensen JT-123-SLPC
- チャンネル数:8チャンネル3ウェイスプリッター
- 周波数特性:20Hz~20kHz (+0dB/-0.1dB)
- ダイナミックレンジ:140dB
- 全高調波歪み率:0.003% @ 1kHz
- 位相偏差:0.2° @ 100Hz、0.4° @ 20Hz
- 入力インピーダンス:600Ω バランス
- 出力インピーダンス:600Ω バランス
- コモンモード除去比:-85dB @ 60Hz
- 最大入力レベル:+26dBu @ 1kHz、+24dBu @ 20Hz
- 機能:グラウンドリフト
- 入力端子:XLR、DB-25、Euroblock
- 出力端子:XLR、DB-25、Euroblock
- 筐体:14ゲージスチールシャーシ&外装
- サイズ(長さ×幅×高さ):482.5 × 152.5 × 44.5 mm
- 重量:約3.4kg
- 梱包サイズ:559 × 264 × 114 mm
- 梱包重量:約3.63kg
- 電源:パッシブ(電源不要)
- 使用環境:乾燥した5℃~40℃の環境下で使用
よくある質問と回答
LX8はどのように電源供給されますか?
LX8はパッシブ設計のため、動作に電源は不要です。接続するだけですぐに使えます。
ミキサーのマイク入力に接続した場合、48Vファンタム電源でLX8が故障しますか?
いいえ。トランスフォーマーはファンタム電源を通しませんが、可能であればファンタム電源はオフにしてください。
LX8とOX8の違いは何ですか?
主な違いは使用されるトランスフォーマーの種類です。LX8は最大+26dBの高出力信号対応のため物理的に大きめに作られています。一方、OX8は-40dBまでの低レベル信号処理を目的としており、不要な磁界を遮断するために二重のMuMETAL®シールドが施されています。
LX8はマイクレベル信号で使えますか?
使用は可能ですが、外来の磁界や無線周波数によるノイズが発生することがあります。
なぜLX8はXLRではなくD-Subコネクターを採用しているのですか?
スペースの問題です。1Uラックに24個のXLRを詰め込むことはできません。
なぜLX8を使ってデジタル録音のトラックに「ウォームアップ」効果を加えるのですか?
トランスフォーマーはバッファやアンプのように歪むのではなく、「サチュレーション(飽和)」します。固体素子のアンプは強くプッシュされると突然100%の歪みに達しますが、トランスフォーマーは滑らかにゼロ歪みからやわらかな歪みに移行し、ソフトリミッターのような効果を生み出します。これがヴィンテージサウンドと言われるもので、多くのヴィンテージ機材にトランスフォーマーが使われている理由です。
2台のRadial LX8を組み合わせて2系統のアイソレート出力を作れますか?
はい、可能です。1台目のダイレクトスルー出力を2台目の入力に接続し、それぞれのアイソレート出力を使用してください。
商品コード
EANコード: 0676101038466