HDI

HDIのメーターは、15dBのパッドを通過した後のLINE OUTPUT XLRの出力レベルを計測しています。ただし、入力レベル設定の初期値が最終的な出力に近いので、入力レベル設定時にも参考になります。

15dBパッドスイッチがOUT（パッドオフ）になっているか確認してください。このスイッチがLINE OUTPUTの信号レベルに直接影響します。

OPTOスイッチ上のLEDはコンプレッサーによるゲインリダクションが実際にかかっている時のみ点灯します。スイッチをオンにしていても信号がコンプレッサーの閾値に達していなければ点灯しません。楽器やHDIのLEVELを上げて入力信号を強くすることで点灯させることができます。また、OPTOコンプレッサーはHDIのクリーンチャンネルのみ影響を及ぼし、COLORコントロールを上げると圧縮は弱まりLEDの輝度も下がります。

HDIのHI-Zスイッチは1/4インチ入力のインピーダンスを200kΩ（下側）と2MΩ（上側）に切り替えます。これは昔のギターアンプのHI/LO入力に相当し、パッシブピックアップやピエゾにより明るいトーンを与えます。楽器によって効果の大きさは異なります。どちらの設定がよいか耳で確かめてください。

HPFはミドル位置で40Hz、上位置で100Hzから-6dB/octの傾斜でロールオフします。

HPFはディストーションチャンネルの低域共鳴を抑える目的で設計されています。COLORコントロールの歪み処理を通った信号のみに影響し、元のクリーン信号には影響しないためです。

いいえ。必ず上の1/4インチジャックを楽器入力、下のジャックをスルー出力（アンプへ送る）に使ってください。

はい。ラックイヤーが付属し、標準的な19インチラックの2Uスペースに1台または2台並べてマウントできます。

いいえ。前面の楽器入力はスイッチングジャックで、リヤの入力をオーバーライドするため、楽器の差し替えが容易です。

15dBパッドは出力パッドで、HDIのLINE OUTPUTのレベルだけを下げます。HDIの前面コントロールで得られる音質には影響しません。

はい。両方とも常時アクティブで、用途に応じて1つまたは両方を使えます。さらに1/4インチPROCESSED OUTPUTも常時出力しています。

はい。HDIのユニークなトーンシェイピングをアンプシミュレーター前にかけることや、アンプシミュレーター後に接続して音の変化を試すことも可能です。

接続は可能ですが、3.5mmジャックはモノラル入力であり、ステレオの片側が失われます。また入力レベルが低すぎる場合もあります。より良い結果は、モバイル機器を1/4インチ入力に変換ケーブルで接続することです。

はい。ほぼどんな音源でも素晴らしいサウンドになります。再生機器のライン出力とHDIを接続する際は、Reamp JCRやX-Ampのような専用リアンプボックスで接続するのがおすすめです。多彩なサウンドメイクが可能になります。